質問=人生
そう言ってもいいほど、質問が人生を形作ります。
これは自分に対しても自分以外に対してもそうで、どのような質問を投げかけ、それにどう答えるかで人生が決まってくるものです。
例えば、明るく前向きな性格の人は、いつも自分自身に「明るく前向きになるような質問」を投げかけています。
「これからどうすれば、私は変わるだろう?」
「あの人が私にあんなことを言ってきた意味は何だろう?」
「私の人生不幸つづきだったから、もう、これからは上がるしかないよね?」
そういう質問を頭の中で繰り返しています。
そういう質問を投げかけていると、明るく前向きになります。
質問と答えは同質。
明るく前向きになるような質問を投げかけると、明るく前向きになるような答えが返ってきます。
「これからどうすれば、私は変わるだろう?」
→「思いきって、今まで信じていなかったやり方を試してみよう」
「あの人が私にあんなことを言ってきた意味は何だろう?」
→「ああ、そうか。それだけ期待してくれてるってことなんだ」
「私の人生不幸つづきだったから、もう、これからは上がるしかないよね?」
→「そうそう、それに不幸つづきで鍛えられたしね(笑)」
こうして、どんどん自分を明るく前向きにして、楽しく幸せな人生を歩んでいきます。
これは、親子関係でも同じです。
親が子供に「明るく前向きになるような質問」をしていると、子供はどんどん明るく前向きになっていきます。そして、いつの間にか「明るく前向きな性格」になってしまいます。
親:「これからどうすれば、○○(子供の名前)が楽しく生きられるだろうね?」
→子供:「う~ん…とりあえず好きなことやるとか(笑)」
親:「お父さんがああいうことを言う意味は何だろうね?」
→子供:「彼は彼なりに色々考えてくれてるんでしょ!(笑)」
親:「○○(子供の名前)は今までかなり苦しい思いしたから、これからはラクだろうね?」
→子供:「そうなの? もっと苦しくなりそうなんだけど…」
→親:「そう? 有名人の人とかで、苦しい思いしてきた人って強くなっていると思わない?」
→子供:「あぁ、まぁね(※どことなく自信を得た表情になる)」
親が子に投げかける質問が洗練されていくと、子供は日に日に変化していきます。(もちろん、いい方向に!)
そして気がつくと、別人のように生まれ変わっているものです。
子供に「好ましい質問」をできるように、日頃から自分自身に対して「好ましい質問」を投げかけるように訓練しましょう。親御さん自身の心も好ましいものになっていきますし、お子さんとの会話でも「好ましい質問」ができるようになってくるので、一石二鳥です。
Yuuichi Kimura / SIA Project
※SIA Projectでは、長年、不登校サポートを行なっています。不登校サポートの過程で有効だった引きこもり脱出ノウハウの一部をこのサイトでご紹介することにしました。不登校サポートでの実績をご覧になりたい方は下記のサイトをご覧ください。