子供の引きこもりが続いていると、“困難”に思える出来事が起きますよね。
・子供との接し方について夫婦間で意見が分かれた
・昼夜逆転が始まった
・子供の体の調子がおかしくなった(病院に行ったほうがいいのに行かない)
…など。
そういう時、あなたは心のなかでどんなことを思っているでしょう?
「どうして分かってくれないの?」
「だんだんと状態が悪くなってる」
「どうしよう…」
…といった感じでしょうか?
それとも、
「私が我慢すればいい」
「大丈夫、大丈夫、何とかなる!」
「こういう場合でも感謝しなきゃ!」
…といった感じでしょうか?
どちらが正解というわけではありません。前者のようになる人は表面的にネガティブな人、後者のようになる人は表面的にポジティブな人、その違いがあるだけです。
今回は、「表面的に」ではなく、根本的に“困難”に思える出来事から抜け出す方法をお伝えしましょう。
“困難”に思える出来事から根本的に抜け出すためには、次の3つの質問が極めて有効です。
質問1:「この出来事に何かいいところはないかな?」…(1)
質問2:「この出来事をどう活かすことができるだろう?」…(2)
質問3:「これから私は何をやるべきだろう?」…(3)
これら3つの質問を自分自身に投げかけるだけで、ネガティブにもポジティブにも偏ることなく、落ち着いた感情で頭を働かせることができます。
<例>
昼夜逆転が始まった
→(1)この出来事に何かいいところはないかな?
→子供が一人で考えられる時間が増えた
→(2)この出来事をどう活かすことができるだろう?
→昼夜逆転を乗り越えて規則正しい生活に戻ったとき、1つの成功体験となり子供の自信になる
→(3)これから私は何をやるべきだろう?
→昼夜逆転を直すための情報を集める。また、実際に昼夜逆転を直した人達の体験談を1つでも多く集め、「昼夜逆転は簡単に直せるもの」と知る
といった感じです。
3つの質問、暗記しましたか?
この質問を記憶しておくと、困難だと思える出来事が起きても冷静に対応できますよ。(冷静に対応できれば、感情的な発言・行動で子供を傷つけてしまうこともなくなります)
Yuuichi Kimura / SIA Project
※SIA Projectでは、長年、不登校サポートを行なっています。不登校サポートの過程で有効だった引きこもり脱出ノウハウの一部をこのサイトでご紹介することにしました。不登校サポートでの実績をご覧になりたい方は下記のサイトをご覧ください。