「もし、私が子供だったら、何を考えて、どんなふうに感じているんだろう?」
こう自問自答することは、引きこもり対応で一番と言ってもいいほど大事です。
この話をすると、いつも、こう言われます。
「難しいですね…」
そのとおりなんです。
難しいんです。
これは補助輪なしの自転車に乗る練習をするときのようなもので、「これは難しい。一生ムリだ…」と最初は思ってしまうんですね。
でも、補助輪なしの自転車に乗れるようになった方はお分かりだと思いますが、意外と短期間の練習で簡単に乗れるようになりますよね。
しかも、乗れるようになったら、無意識で乗れるようになる。
それと同じなんです。
最初は、とてつもなく難しく感じるけれど、何度かやってみるうちに、ある時、突然できるようになる。そして、その後は何も考えなくてもできるようになる。そういうものなんです。
ですから、まずは、やってみてください。「何度かうまくできないのは当たり前」と思いながら、気軽な感覚で、とにかく実行してみてください。
そうすれば、やっていくうちにコツをつかめてきて、ある時、急にうまくできるようになります。
「もし、私が子供だったら、何を考えて、どんなふうに感じているんだろう?」
そう自分自身に問いかけ、答えが思い浮かぶようになると、子供の心に共感しやすくなり、親子関係がガラッと変わります。
親子関係が大きく変わった時に、引きこもりの子供が外出するようになったり、新しいことに挑戦したりします。
Yuuichi Kimura / SIA Project
※SIA Projectでは、長年、不登校サポートを行なっています。不登校サポートの過程で有効だった引きこもり脱出ノウハウの一部をこのサイトでご紹介することにしました。不登校サポートでの実績をご覧になりたい方は下記のサイトをご覧ください。