例えば、道を歩いている時、道端に不良グループがたむろしていたとします。
その時、その不良達をじーっと見ていたら、どうなるでしょうか?
おそらく、からまれますよね。
「何、見てんだよ!」とか「ケンカ売ってんのか!?」とか因縁つけられて
危険な目にあってしまうでしょう。
それとは別の例。
小さな子供を連れたお母さんが、幸せそうに歩いている様子を眺めていたら…?
おそらく、「こんにちは!」とか「いいお天気ですね」とか、明るい言葉をかけられますよね。(気持ち悪い眺めかたをしていなければ、の話ですが・笑)
このように、私達の人生では何に注目するかによって起きる現実が違ってきます。
ネガティブなものに目を向けていたら、ネガティブな現実がやってくる。
ポジティブなものに目を向けていたら、ポジティブな現実がやってくる。
「注目していることが引き寄せられる」
それが私達の人生です。
引きこもり対応も同じです。
引きこもりの子供のネガティブな部分に目を向けていたら、子供は「何!?」とか「ケンカ売ってるの!?」とか言ってきて(言わなくてもそう感じて)親子関係が悪化します。(=ネガティブな現実がやってきます)
引きこもりの子供のポジティブな部分に目を向けていたら、子供は「おはよう」とか「いい天気だね」とか言ってきて(言わなくてもそう感じて)親子関係が改善します。(=ポジティブな現実がやってきます)
「何に注目するか」は頭の動き一つで変えられます。特に難しいことをしなくても、「子供のポジティブな部分に注目しよう」と心に決め、その意識を“常に”保つようにするだけでいいのです。
多くの親御さんはそのことを甘く考え、たま~に思い出したように「そうだ、そうだ、子供のポジティブな部分に注目しなきゃ!」と意識するため、なかなか親子関係が改善しません。
簡単なことをおろそかにし、難しいことを勉強したがる。
それが、変化できない親御さんの特徴です。
難しいことを勉強するのも良いことですが、それは簡単なことを100%実行できてからにしましょう。
Yuuichi Kimura / SIA Project
※SIA Projectでは、長年、不登校サポートを行なっています。不登校サポートの過程で有効だった引きこもり脱出ノウハウの一部をこのサイトでご紹介することにしました。不登校サポートでの実績をご覧になりたい方は下記のサイトをご覧ください。