子供が引きこもりになる原因。それはケースバイケースで違いますが、1つの原因として「お母さんが高学歴」というケースもあります。
今回は、高学歴のお母さん(または、頭が切れるお母さん)の子供が引きこもりになってしまう原因について、少し書きたいと思います。
高学歴のお母さんが子供を引きこもりにしてしまうのは、なんでも「正しいか、正しくないか」の理屈で判断してしまうところにあります。
もちろん、高学歴のお母さん全員がそうだと言っているわけではありません。全体的にみて、学歴の高いお母さんは論理的思考力が高く、物事を理屈で判断する傾向が強いということです。
お母さんが「正しいか、正しくないか」の理屈で判断してしまうと、子供はどうなると思いますか?
何も話したくなくなります。
子供は“共感”をゼロに感じるので、
「お母さんは僕(私)の気持ちを全く分かってくれない。何を話しても無駄だ」
と思ってしまうのです。
だから、悩んでいることがあっても母親に話せず、心の葛藤があっても母親に話せず…いろんなことをためこんでそのストレスに耐え切れなくなって、ある時「もうどうでもいい…」と全てから逃避するように引きこもりになるのです。
もちろん、高学歴のお母さんの子供が引きこもりになった原因は全てこれだ!と言っているわけではありません。こういう原因も考えられる、というだけの話です。
ですから、必要以上にお母さんが責任を感じる必要はないのですが、もし、過去に「共感が欠けていたなぁ」「なんでも理屈で判断していたなぁ」と思い当たることがあるなら、今、自分自身に問いかけてみてください。
「今の私は『正しいか正しくないか』の理屈で判断してしまっていないだろうか? 共感できているだろうか?」
と。
共感できている自分に気づいたら、お母さん自身が変化している証拠です。
その成長を喜びましょう。(お母さんの成長は子供の力になっているのですから)
もし、いまだに理屈で判断することが多いようなら、そこを修正して、「できるだけ理屈で判断せず、まずは共感してみよう」と決めましょう。
頭の良さは折り紙つきなのですから、決めればできるはずです。
理屈よりも共感を。
たったそれだけの心がけで、引きこもりの子供が劇的に変わることも多いんですよ。
Yuuichi Kimura / SIA Project
※SIA Projectでは、長年、不登校サポートを行なっています。不登校サポートの過程で有効だった引きこもり脱出ノウハウの一部をこのサイトでご紹介することにしました。不登校サポートでの実績をご覧になりたい方は下記のサイトをご覧ください。