「子供の良いところを見つけてほめてあげよう」
「子供の長所に注目して伸ばしてあげよう」
これは、子育てにおいては当たり前のように言われていることですし、引きこもり対応でも大切なことです。
子供は自分の良いところ(長所)に注目してもらえると、嬉しくて、やる気が出て、前向きなことを考え、動き出す。だから、冒頭のセリフのように、子供の良いところを見つけ、長所に注目することが大切なんですよね。
ただ、子供の良さ・長所を見つけようとしている親御さんのなかで、「自分の子供にしかない良さ」を探している親御さんはどれくらいいらっしゃるのでしょうか?
「子供の良いところ」といっても、それが他の子供と比較してのものなら、効果は半減します。子供の長所といっても「○○については普通の子より得意だと思う」といった考えなら、もっとできる子達に囲まれた瞬間、長所じゃなくなるでしょう。
比較の世界で「良いところ」「長所」を見つけるのではなくて、オンリーワンの世界で「良いところ」「長所」を見つけるのが重要なのですが、その点を理解している親御さんがどれだけいるか、不明です。
人は誰でも「その人にしかない良さ」があります。
それを子供の頃、親から見つけてもらえた人は一生幸せです。
今、お子さんにしかない良さを考えてみましょう。
制限をかけずに、自由に。
それが見つかったら、お子さんにさりげなく伝えてあげてくださいね。
「~~って、○○(子供の名前)にしかない良さだよね」といった感じで。
それだけでも、引きこもりの子供にとっては
人生が180°変わるくらいの衝撃と、喜びと、エネルギーになるんですよ。