引きこもりの原因は親? ~対処支援ブログ~

ここに書かれてあることは簡単なことばかり。ちょっとの変化で奇跡が起きる、まるで魔法のような引きこもり改善術を少しずつお伝えしています。

引きこもりの子供が前向きな一歩を踏み出すために -SIA PROJECT-

 

 

引きこもり対応では、次々とネガティブな感情が生じるものです。
(以下、カッコ内が感情)

 

「子供が無気力になってきている…(不安)」

 

「夫(妻)の対応に不満…(怒り)」

 

「子供に傷つくことを言われた…(悲しみ)」

 

そういうネガティブな感情が生じるたび、「お、いけない、いけない!」とプラスに切り替えようとする親御さんが多いのですが、そういう親御さんは100点満点で例えるなら50点くらいです。

 

100点満点を目指すなら、もう少し、やるべきことがあります。

 

どうして、ネガティブな感情をプラスに切り替えようとするだけでは50点なのか?
それは、「ネガティブな感情の発生」という出来事を否定的に見ているからです。

 

不安になった自分 → ×
怒った自分 → ×
悲しんだ自分 → ×

 

といったイメージで「ネガティブな感情の発生」を否定的に見ていて、その上で「これをプラスに転換しなきゃ」と努力する…

 

これでは、否定のエネルギーと肯定のエネルギーが打ち消しあってゼロになる、±0のようなものです。

 

本当は「ネガティブな感情の発生」を否定する必要はありません。ネガティブな感情のおかげで人の痛みが分かったり、考え方の幅が広がったりして、人生が広がっていくのですから、「ネガティブな感情の発生」は大切なものなのです。

 

それを意識しておけば「ネガティブな感情の発生」を肯定できますよね。

 

そうして「ネガティブな感情の発生」を肯定した上で、さらに楽しみながらプラスに転換していけば100点です。

 

 

引きこもり対応でネガティブな感情が生じたら、そのことを肯定し、楽しみながらプラスに転換していきましょう。

 

親の感情が安定してくると、子供は親の感情の波に振りまわされずに済むため、自分自身のことにエネルギー(思考・行動)を使えるようになります。その思考・行動が、前向きな一歩を生み出すことが大変多いのです。