引きこもりにはメリットもあります。でも、引きこもりの子供をもつ親御さんはそのメリットが見えていません。どうしてでしょうか?その原因と改善策についてお伝えします。
「引きこもりの子供を持つ親御さんは、子供の話をよく聴いてあげましょう」 とアドバイスしている専門家は多いと思います。 ただ、「よく聴いてあげる」の“よく”とはいったい何なのか?詳しく説明してもらったことはありますか? 今回は、「子供の話をよく聴…
引きこもりにもいろいろありますが、まだ親子の会話ができる状態での引きこもりなら、引きこもり対応の1つとして「子供の話を聴くこと」が極めて重要です。 もちろん、一般的な意味での「聴く」ではなくて、引きこもり対応で効果的な「聴く」です。 その「…
引きこもり相談を行なっていると、想像力がたいへん豊かな親御さんと出会うことがあります。豊かな想像力で「不幸な未来」を語ってくださるのです。そうして豊かな想像力を使って自分自身の不安感を高めてしまうと、その不安感を解消するために子供・夫(妻…
ずっと前のことですが、あるとき、こんなことがありました。 ある相談者のお母さんの話を(いつものように)私はウンウンと聴いていたのですが、どうも話がワケが分からなくて「これ以上話を聴いていてもカウンセリングにならないな……」と感じたので、正直に…
ずっと昔のことですが…… 私はあるとき、ものすごくイライラしていて、怒りを感じていました。憎しみのような感情まで湧いてきそうな状態で精神的に危険なときがありました。 そんなとき、ある人に出会いました。 私は思わず、その人に怒りをぶつけてしまいま…
あなたは、日常生活で会話をするときに言葉を選んでいますか? 例えば、誰かと話していて「ほんっっと!!あのときはイライラした!」と声に出したくなったとき、 「あのときの感情は『イライラ』という言葉が合っているのか?それとも、別の言葉のほうが合…
引きこもりの子供を持つ親御さんに向けて、私はよく「怒りや悲しみなどの感情を感じ尽くしてください」とアドバイスするのですが、これがどうして大切なのか腑に落ちない方もいらっしゃると思うので、今回はその点について説明したいと思います。怒りや悲し…
たった1つのことを意識するだけでも、引きこもり対応力が大きく向上します。ここでお伝えする「たった1つのこと」を頭に入れて引きこもり対応を改善してみてください。まずは自分自身に、その後子供に、驚くほどの変化があらわれるでしょう。
軽度の引きこもりなら、子供が引きこもっていても「親子で会話する場面」があるでしょう。 その親子の会話のとき、親の言葉を子供が反対に解釈する可能性を考えていますか?実は、「声かけするたびに引きこもりが悪化するケース」が大変多いのですが、そこに…
親が明るい→子供の引きこもりが悪化。こういうことがよく起きます。なぜ、親が明るくしていることで子供の引きこもりが悪化するケースがあるのでしょうか?そうならないために、どんな明るさが親に必要なのでしょうか?そのあたりのことについてお伝えします…
「自信を失った引きこもりの子供が、自信を取り戻す方法」について書いています。現代にはインターネットがあるため、引きこもりの子供でもさまざまな方法で自信を取り戻すことができます。親の古い頭で子供の可能性に制限をかけてしまわないよう、気をつけ…
引きこもり改善がうまくいっているのかどうか、簡単にチェックできる方法があります。この方法を参考にして「サポートする側」の変化を確かめてみてください。それを行なうことで、引きこもり改善が成功しているかどうかがわかり、調整を行なうことで確実に…
引きこもりの子供が荒れ狂い、部屋の物を壊すケースは多いものです。そういうとき、親はどう対応すればいいのでしょうか?そのヒントとなる「基本的なこと」に関してお伝えしています。
仲のいい親子に見えるけど、実は、表面的な会話しかできていない…そういうケースにおちいっていませんか? 引きこもりの子供とその親の関係では、「表面的な会話しかできていないケース」が多く見られます。 当たり障りのない話はするけど、子供が心を開いて…
引きこもりの子供が親から自立していないかどうか、それはケースバイケースで詳しい話を聴いてみないと分かりません。 ただ、「よくあるケース」はあるので、今回はその「よくあるケース」をご紹介しましょう。 引きこもりの子供でよくあるケースは、 「親か…
引きこもり対応では、次々とネガティブな感情が生じるものです。(以下、カッコ内が感情) 「子供が無気力になってきている…(不安)」 「夫(妻)の対応に不満…(怒り)」 「子供に傷つくことを言われた…(悲しみ)」 そういうネガティブな感情が生じるたび…
「引きこもりはやめたほうがいい」 そんなこと、頭では分かっています。 「昼夜逆転を直したほうがいい」 そんなこと、頭では分かっています。 「運動したほうがいい」 そんなこと、頭では分かっています。 でも、できないんです。頭では分かっているけどで…
今、これを読んでいるあなたがどんな体形をしているか分かりません。太っているかもしれませんし、やせているかもしれません。 ただ、話を分かりやすくするために、あえて、あなたが太っていると仮定しましょう。太っていて、「もうちょっとダイエットしたい…
「考えごとをしている=生きていない」 という考え方があります。 考えごとをしているとき、人は勝手に推測して、勝手にイメージを広げて、「~~かもしれない」「~~に違いない」と非現実を味わっている。つまり、妄想の世界に意識をとられている。だから…
「子供の良いところを見つけてほめてあげよう」 「子供の長所に注目して伸ばしてあげよう」 これは、子育てにおいては当たり前のように言われていることですし、引きこもり対応でも大切なことです。 子供は自分の良いところ(長所)に注目してもらえると、嬉…
「われわれは他人からの賞讃を強く望んでいる。 そして、それと同じ強さで他人からの非難を恐れる」 心理学者ハンス・セリエの言葉です。 名言ですよね。私個人に当てはめても、深く納得できます。 私は、仕事をするときでも、子育てをするときでも、夫婦関…
子供がいっさい話してくれない。あいさつ程度しかしてくれなくて、すぐに部屋にひきこもる。 このような場合、親としてどう対応したらいいのでしょうか? 多くの親御さんは、ここで“コントロール”しようとします。 声をかけたほうがいいのか、見守って子供か…
「私が変わるべきなんですよね…」 引きこもり相談でよく聴く言葉です。 多くの親御さんが「自分が変わらなきゃ」と思っていて、一生懸命変わろうと頑張っています。 でも、冒頭の「私が変わるべきなんですよね…」という言葉、どこかおかしいと思いませんか?…
引きこもりという「とらえがたい現実」を前にすると、ほとんどの親御さんは混乱し、どこに向かっていいのか、今どこに向かっているのかが分からなくなります。 そこでいったん立ち止まって、自分自身と深く向き合えばいいのですが、ほとんどの親御さんは立ち…
引きこもりでは得るものも失うものもありますが、失うものの1つとして「自信」が挙げられます。 もちろん、全員が自信を失うと言っているわけではありません。親御さんの対応が素晴らしくて、まわりに理解者が多く、環境にも恵まれているなら、引きこもりに…
カウンセラー:「今、お子さんの気持ちを想像して、感じてみてください。どんな感覚ですか?」 お母さん:「はい。たぶん、この先どうしたらいいか考えていると思います」 こういう会話が、引きこもり相談ではよくあります。 上記の会話を読み、何か気がつき…
引きこもりの子供を持つ親御さんと話していると、「あぁ、この親御さんは怒りを感じているなぁ」と分かることがあります。 「どうして、うちの子がこんなに消極的なの!?」「どうして、この子はこんな態度をとるの!?」「親戚のこの子を見る目が許せない!…
引きこもりの子供が無気力になる原因にはいろいろあります。食生活の乱れ・運動不足・孤独による不安・絶望によるエネルギーダウン…など。原因は一つではありません。 ただ私は、ある原因が解決されれば、引きこもりの子供はずいぶんとラクになり、無気力か…
誤解を招くかもしれませんのであまり大きな声では言えませんが、引きこもりの子供を持つ親御さんの多くは、引きこもり対応を堅苦しく考えすぎです。 なんだか難しい病気の治療をするかのような、そんな険しい表情でガチガチになって引きこもりと向き合ってい…